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EU MDR臨床評価におけるよくある不適合

EU MDR臨床評価におけるよくある不適合

Dr. Nikhil Khadabadi

Dr. 二キル・カダバディ、MD、MS、MRCS

チーフメディカルオフィサーー整形外科&スパイン部門

臨床医師ー整形外科&スパイン専門

TÜV SÜD logo Ex TÜV SÜD Clinical Reviewer MDR clinical evidence and PMCF expert Board member and active advisor to several robotics-focused medical device companies

"「英国、ドイツ、UAEおよびインドにおいて15年以上の整形外科関連の手術の経験を有しており、私は、私どもが設計し実施するあらゆる臨床試験の最先端のノウハウを提供します。Eclevar Medtechでは、私どもは単に臨床試験を実施するのみならず、薬事承認、マーケットアクセス、およびリアルワールドへのインパクトを与える臨床的意義のあるエビデンスを提供します。」"

"「私はテーブルの二つの側面で仕事をしてきました。ノーティファイドボディのクリニカルレビューアーとして、また、医療機器メーカーのサポートをして文献を執筆するとともにノーティファイドボディとやり取りもしてきました。レビューアーがどのように考えるのかを知っているとほとんどの不適合は予知可能で避けることができます。私からの簡単なアドバイスは、検索可能、履歴追跡可能、根拠を示す明確な構成にするとです。」."

本記事が提供するもの

  • テクニカルドキュメントでこれまで私どものがよく目にしてきた上位の不適合
  • 貴社にて実行可能な具体的な解決法
  • 貴社のCEPおよびCER作成にコピー可能なヒント
  • よくある指摘事項とクイックな解決法のためのチートシートへのリンク
Nihon Kohden Corporation
クライアントからの推薦ー日本光電株式会社

薬事エキスパートがクライアントの期待に応える:日本における成功例

""「ドキュメント作成方針や関連するガイドラインの詳細説明など、ドキュメント作成に必要な知識についても丁寧にご説明いただき、弊社の状況に合わせて最適なドキュメント作成をすることができました。 メールでの質問にすぐにご返信いただけたこと、またメールだけでなく、必要に応じて直接の打ち合わせもタイムリーかつ柔軟にご対応いただけたため、作成内容について十分に納得した上で迅速に進めることができました。 今後も、機会があれば ぜひご協力をお願いしたいと考えております。」""

EEG製品の主任Y.G.様からのコメント(2025年9月)

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⒈臨床評価ドキュメント全体の品質

"「CERは一部のみ検索可能で、ブックマークやクリック可能なリンクが欠如している。更新版は、変更履歴付きのものとクリーンバージョンのものが提出されていないため、レビューと変更履歴の確認が困難。」"

よくある問題点

  • CERおよびCEPは全ての部分において検索可能となっていないか、情報が簡単に見つけることができない
  • 目次はクリック可能なリンクとなっていない、あるいは、PDFにブックマークが付いていない
  • 更新版が変更履歴付きのものなしに提出されている
  • 署名入りの最終版が欠如している
  • CERの中で、臨床評価の主たる薬事アプローチが明確に記述されていない
  • 作成者のCVあるいはDOIの欠如、署名漏れ、あるいは古い日付のまま
  • 文献検索のカットオフと提出時期の期間が長過ぎる(高リスク医療機器に関して)

実践的な解決法

  • CERおよびCEPをクリック可能な目次とブックマークを付けて完全に検索可能とする
  • 常に、クリーンバージョンと併せて、変更履歴付きのバージョンを提出する
  • セクション1に薬事申請ルートに関する短い説明を加える。例
  • Appendixに作成者の署名入りのCVと現在のDOIを加える
  • 文献検索のカットオフ医療機器のリスクとSOTAの変化のペースに合わせる
レビューアーの心理:3回のクリック以内で見つからなければ、抜けていると判断する

⒉臨床評価の中で、医療機器のファミリーおよび型番の違いを管理する

"「一つのCERに医療機器の9つの型番を、それぞれの違いやそれぞれがどのような関係にあるかを説明せずに入れている。」"

よくある問題点

  • 一つのCERに複数の型番がそれぞれの関係を説明せずに入れてある
  • エビデンスが説明もなしに複数の型全体あるいは複数の適応全体の内容となっている
  • 科学的根拠を示さずに、最悪のケースあるいは最もリスクの高い型のデータが用いられている
  • エビデンスは特定の型番のみのデータであるにもかかわらず、クリニカルクレームはファミリー全体のものとなっている
  • 各型番と根拠となるデータの関係を示す表や図がない

推奨されるアクション

  • 医療機器ファミリーのマトリックスを作成し、各モデルと使用意図および根拠となるエビデンスをわかりやすくまとめる
  • もし最もリスクの高いモデルのデータのみに頼るのであれば、非臨床データおよび臨床的比較を示して、その他のモデルにも当てはまる簡潔で明快な根拠を示す
  • 全てのクリニカルクレームを医療機器のファミリーレベルあるいは個別に明確にする
  • モデルが直接のデータに欠ける場合、その類似性や同等性をサポートするブリッジテストを用いて説明する
もし各モデルがサポートされていなければ、CEP/CERを認めることはできません。

3.臨床評価プラン(CEP)エッセンシャル

"「CEPでは、クラスIib医療機器の主なクリニカルベネフィットとしてアウトカムの改善を謳っているが、定量的アウトカムあるいはアクセプタンスクライテリアが定義されていない。」"

よくある問題点

  • Intended Purposeがあいまいで、CEマーキングを取得できるレベルではない
  • 適応および禁忌が不十分、あるいはドキュメントでバラバラになっている
  • クリニカルベネフィットは一般的な意図として記述されており、定量的なアウトカムが示されていない
  • クリニカルベネフィットとアウトカムパラメータの関連性が明確ではない
  • CEPとCERで判断基準となるアウトカムが一致していない

実践的な解決法

  • Intended PurposeとしてCE認証に記載する明確な文章で記述する
  • CEPに対象患者群と対象ユーザーを簡潔な言葉で列挙し、IFUと一貫性を持たせる
  • 各クリニカルクレームについて、計測できる一つまたは複数のアウトカムを加える
  • SOTAより導き出した性能と安全に関するアクセプタンスクライテリアを定義し、CEPに盛り込む
  • CERにおいて、データを提示する際に、同じアウトカムとアクセプタンスクライテリアを使用する
  • 数値を設定するのが困難な低リスク医療機器に関して、機器がクレーム通りの機能を発揮していることをどのように判断するのか明確に説明する
ベネフィットを計測できない場合、ベネフィット・リスクを判断することはできない

4.アクセプタンスクライテリアの基準となるSOTA

"「CERは疾病の背景を長々と説明しているが、文献を基にしたアウトカムの範囲を定義していない。医療機器はベンチマーク製品と比較できていない。また、ベネフィット・リスクの結論がSOTAに基づいていない。」"

よくある問題点

  • SOTAセクションはテキスト本のような論調となっており、エビデンスのレビューにフォーカスした内容になっていない
  • 代替治療は列挙されているが、比較検討がされていないy
  • 安全性と性能に関するアウトカムは記述されてはいるが、数値化されていない
  • キーとなるアウトカムに関して、明確なアクセプタンスクライテリアが示されていない
  • CEPの中で、こうしたアクセプタンスクライテリアの範囲が示されていないため、CERで比較検討ができない
  • レガシー機器に関して、現状の代替治療がどのように進化し、それがベネフィット・リスクに対してどのような意味を持つのか明確に示されていない

実践的な解決法

  • メディカル的な背景は短くし、SOTAのセクションの中で、別に、レビューにフォーカスしたセクションを設ける
  • 主な代替治療を特定し、簡単な表を用いて、その主な安全性と性能のアウトカムの概要をまとめる
  • それらのアウトカムを数値化するか、アクセプタンスクライテリアとして使用する明確な定性的なクライテリアを示す
  • そのクライテリアをCEPに盛り込み、医療機器のベンチマークとする
  • CERにおいて、貴社の医療機器のデータをこれらのクライテリアと比較し、そのデータがクライテリアを満たしているのか、そうでないのか、理由も含めて明確に説明する
  • レガシー機器の場合、新たな代替治療が、現在、許容できるベネフィット・リスクバランスに影響を与えているか示す
SOTAを基にしたクライテリアを示さない限り、貴社の医療機器が現在の医療の水準にマッチしているのか判断することができない。

5. 文献検索をレビューアーが検索できるようにする

"「文献検索が一つのデータベースのみで行われている。文献が説明なしに関連性がないと除外されている。また、意味を説明せずに品質が高、中、低と評価されている。」"

よくある問題点

  • ただ一つのデータベースのみ検索が行われている
  • 文献検索戦略とフィルタリングが十分に記載されていない
  • 理由の説明なしに、文献が関連性がないとして除外されている
  • 高、中、低の評価がその医療機器に特定した定義を説明せずに行われている
  • 当該機器、類似機器、あるいは同等機器、およびSOTAのエビデンスに関して、区分けが明確にされていない
  • 各エビデンスに関して、組み入れた文献の最終件数が明確に述べられていない
  • 文献のフルテキストがレビュー用に提出されていない

実践的な解決法

  • Use 貴社の製品の臨床分野に適したデータベースを複数使用する
  • 日付、フィルターを含め、レビューアーが文献検索を再現できるように詳細な文献検索戦略を記載する
  • 各除外文献に対して、簡単に除外理由を記載する。例えば、患者対象群が該当しない、あるいはエンドポイントが異なる等
  • 前もって、貴社の医療機器にとっての十分に長期のフォローアップとはどれくらいなのか、また、クリニカルクレームをサポートする上でどのようなクリニカルデータが必要なのか定義する
  • これらの医療機器を特定したルールを使って各文献を評価し、それらのデータを区分けする
  • 当該医療機器、類似あるいは同等医療機器およびSOTAの各評価を分ける
  • レビューアーが文献のフルテキストにアクセスできるようにする
貴社がどのように文献検索を行い、エビデンスを判断したのか分からなければ、貴社の臨床評価の結論を判断することができない。

6. データの流用性

“「臨床試験がISO14155に準拠していることが明確にされずにEU以外にて実施された。GAP分析が提供されていないために、レビューアーはその結果が有効かどうか、また、欧州の人々にも当てはまるのか判断することができない。」”

よくある問題点

  • 臨床試験を実施しなかった明確な正当性がない
  • きちんとしたGAP分析がないまま、EU以外で臨床試験が実施された
  • 臨床試験がISO14155あるいはEU MDR Annexが則っていない理由が説明されていない
  • データの流用に関して、患者の人種の違い、治療の行ない方の違い、あるいはフォローアップの違いがどのような影響を与えるかについての説明がなされていない

実践的な解決法

  • 臨床試験を実施していない場合、既存のエビデンスで十分な理由を示す根拠をポイントごとに短くまとめて提供する
  • EU以外で実施した臨床試験の場合、EUでの意図した使用と試験のセッティング、患者群、治療方法、およびフォローアップに関して比較を行い、データの流用に与える影響について説明できる簡単なGAP分析を行う
  • IS14155あるいはEUMDR Annexに沿っていない臨床試験の場合、主な乖離とそれがデータ品質とバイアスに対してどのような意味合いを持つのか説明する
  • 試験結果に関して、どのデータが根拠となるメインのデータなのか、また、どのデータが単に補完的なデータなのかを明確に記述する
  • EUMDRに関する臨床試験に関しての当局とのやり取りの主なアウトカムをまとめる。これには、決定、主な質問、それらに対してどう対処したかが含まれる
EU以外での臨床試験をEUでのプラクティスとどのように比較しているのか説明できなければ、試験データを貴社の医療機器の信頼のおけるデータとしてみなすことはできません。

7. PMSおよびPMCFを真にCERに反映させる

"「5年しか販売していない企業が文献検索のみのPMCFプランを提出した。販売数量や不具合件数のデータが提出されておらず、タイムラインも記載されていない、さらに、PMCFのエンドポイントはCEPで定義したアウトカムと一致していない。」"

よくある問題点

  • PMSのセクションは説明的な内容で、年間の数値や傾向が記載されていない
  • PMCFプランは、医療機器の販売履歴がある場合でも、文献検索のみとなっている
  • PMCFのエンドポイントはCEPで設定されているベネフィットや安全性のアウトカムと一致していない
  • PMCF活動のサンプルサイズやタイムラインが記載されていない
  • 重篤な事象、FSCA、リコール、およびCAPAが明確にまとめられていない

実践的な解決法

  • 年別の販売数量と主な販売国を記載して、傾向が分かるようにする
  • 年別の不具合の総数と主な不具合の区分を示す
  • 重篤な不具合事象、死亡、FSCA、リコール、報告すべき事象、およびCAPAを簡単な表に掲載する
  • 主なビジランスデータベースを検索し、結果を短くまとめる
  • PMCFプランにおいては、サンプルサイズ、タイムライン、およびCEPで設定したベネフィットと安全性のアウトカムと一致するエンドポイントを定義する
  • PMCFの結果をいつどのようにレビューし、CERとSSCPに反映するか説明する
もしPMSおよびPMCFの結果がCERの変更に繋がらない場合、本当にPMSもPMCFも実施したかどうか疑問を抱くことなります。

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Guillaume Charles

Guillaume Charles

Clinical Project Manager

8. IFU, SSCP、およびクリニカルクレームをエビデンスと一致させる

"「マーケティング資料では、より早い快復を謳っているが、CEPではこのクリニカルクレームの評価を行なっていない。SSCPでは時系列の定量的なリスクを示していない。また、インプラントの寿命が記述されていない。」"

よくある問題点

  • マーケティング訴求点およびウェブサイトでの訴求点がCERの分析で根拠づけられていない
  • The SSCPSSCPはリスクを列挙しているが定量的なデータおよび時系列になっていない
  • 要求項目にもかかわらず、SSCPの患者セクションが抜けている
  • インプラントの寿命に関する情報が不明瞭か記載すべき場所に記載されていない
  • 臨床データに基づいていない新たなクリニカルクレームがブローシャーに記載されている

実践的な解決法

  • CERにおいて、簡単なクリニカルクレームのマトリックスを作成し、クリニカルクレームとポイント、および根拠となる分析とレファレンスを記載する
  • SSCPにおいて、定量的なリスクを提示し、それを時間とリンクさせる。例えば、初期および後期に発生する事象、あるいは患者年数ごとにしめす
  • CERからの明確な数値を使って、SSCPにおける主なアウトカムの成功率を記載する
  • 要求されているところにおいては、患者にわかりやすいSSCPを盛り込み、言語が主な臨床的メッセージと一致しているか確認する
  • インプラントに関しては、法的、リスク分析、臨床および非臨床データに則った寿命を記載する
  • マーケティングにおいて新たなクリニカルクレームを追加する場合、クリニカルクレームのマトリックスを更新し、CERとSSCPがそれをサポートできるか確認する
クリニカルクレームがCERとSSCPと一致しなければ、患者および医療従事者に対して謳うメッセージを信頼することはできません。

9.リスクマネジメントのアライメント

"「IFUにCERにおいて述べられていない不具合事象が記載されており、リスクマネジメントレポートに明確な臨床的インプットがない。」"

よくある問題点

  • 残渣リスクと不具合事象がIFU、CERおよびリスクマネジメントドキュメント間で一致していない
  • 臨床データで特定された新たなリスクがリスクマネジメントドキュメントに盛り込まれていない
  • 禁忌と警告がリスク分析との明確な結びつきを示さずにIFUに記載されている
  • 臨床専門家がリスク分析に関わった形跡がない
  • PMSおよびPMCFでの傾向に関する情報がリスク想定のレビューと更新に使用されていない

実践的な解決法

  • 臨床データで見つかった機器特定の有害事象がIFU、CERおよびリスクマネジメントドキュメントに全て明示されているか確認する
  • IFUに禁忌または警告を記載する際、リスクレポートに特定のリスクコントロールとして記録するとともに、そうすることでどのように残渣リスクを低減できるか示す
  • リスクマネジメントプロセスに少なくとも当該利用機器の経験を有する臨床専門家を入れる。CVも添付する。
  • PMSおよびPMCFの結果をリスク想定のレビューと調整のために活用し、そのレビューの結果を文書化する
  • IFUとCERに、主なリスク、関連する有害事象、コントロールを記載した簡単なアライメント表を、それらが記載されている場所に加える
リスク、有害事象、およびIFUの内容が一致していなければ、ベネフィットリスクの結論を承諾できません。

自己採点:適合性審査を受ける準備ができていますか

  • 以下の質問に対して、「はい」の場合には2点、「いいえ」の場合には1点を配点して自己採点してください
  • レビューアーはSOTAに基づいたアクセプタンスクライテリアを1分以内に見つけることができますか?
  • PMCFのエンドポイントはCEPのアウトカムと一致していますか? prove coverage for each model
  • マーケティングで謳っているクリニカルクレームのすべてがCERで記述されていますか?

あなたの自己採点スコア

8〜10点:適合審査を受ける準備が整っています

5〜7点:文書間の統一などをもう少し行う必要がありますt

パートナーシップ・サクセスストーリー Story

Ecelvar x RegenLab:臨床試験における革新

最先端の臨床試験と再生医療がいかに欧州においてウンドケアに変革をもたらすか発見しましょう。

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Reforming Clinical Evaluation of Medical Devices in Europe